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屋根材の種類

  • 屋根材選びのポイント
大抵の屋根は天を向いていて、下からは見えないということもあり、家を建てる際にもあまり屋根のことには無関心という方が多いようです。
しかし、屋根は常に雨風や紫外線から大切な家を守る大切な役割を担っていて、家を建てた瞬間から、確実に劣化は進行していきます。
普段目につかない屋根は、気づかないうちに錆び付きや傷がついていることも多く、定期的にメンテンスしてあげないと、傷口などから雨水が侵入して、雨漏りを起こすこともあります。
家の中に水が入り込むと、建物の構造体である木材などを腐らせて、家の強度が低下するだけではなく、地震や台風で屋根が吹き飛ばされるなどの、甚大な被害が起きてしまうかもしれません。
家を建てるときにも、屋根の葺き替えなどをする場合も、屋根材には多くの種類があり、どれを選ぶかによっても家全体の強度にも影響を及ぼしますので、屋根に詳しい専門家の話もじっくり聞いて、環境や用途にも合わせたベストな屋根材を選択しましょう。

屋根材の種類

粘土瓦

粘土瓦
耐用年数は30〜40年。
日本瓦、和瓦、いぶし瓦とも呼ばれている一般的な屋根材。
スレートなどの金属屋根に比べるとかなり重量がある分、建物への負担は大きくなりますが、耐熱性や遮音性には優れており、飛来物などの影響で部分的に破損しても、1枚単位で交換することができます。
再塗装の必要もなく、耐久性では最も優れています。

スレート

スレート
耐用年数は20〜30年。
コロニアルやカラーベストなどの商品名で呼ばれる一般的な屋根材。
軽量で建物への負担が少なく、価格が安くデザインがシンプルなのが特徴です。
ただし、軽量であるためヒビ割れを起こしやすく、塗装表面が傷みやすいことから10〜15年を目安に、メンテナンスとして塗装工事が必要です。

トタン

トタン
耐用年数は10〜20年。
安価な屋根材で最もメンテナンス費用がかかる。
戦後の高度経済成長期には、安価で施工期間が短いことから、瓦屋根に代わって大流行し、日本全国の住宅に採用されてきた金属屋根。スレートが主流となり、現在は一般住宅では需要がなくなりましたが、倉庫や工場などではまだ多く使用されています。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板
耐用年数は10〜20年。
一般的に良く使われている屋根材。重ね葺きでも使われる。
アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%で構成されている金属屋根で、アルミニウムの耐蝕性と亜鉛の防食作用をもち合わせることから、20年以上に渡り錆びを防ぎ、粘土瓦と比較すると8分の1程度の軽さのため、耐震性にも非常に優れています。

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